競売と住宅ローン

住宅ローンが払えなくても競売だけは避けるべき

MENU

競売だけは避けるべき本当の理由は?

競売という言葉は、なかなか日常生活になじみがありませんよね。
競売とは、住宅ローンが払えない状態で滞納していると督促状や勧告状が届くようになりますが、それをずっと無視していると強制的に家を売られてしまうことです。
これが俗にいう「自宅が競売にかけられる」という状態です。

 

督促状や勧告状を半年ぐらい無視しているとやがて「競売開始決定通知」が送られてきます。それから1,2カ月後には、裁判所執行官が現況調査に来て、住宅の中に入って写真撮影などをします。これには法的な強制力があるので、拒むことができません。執行官は、勝手に鍵を開けて入ることもできます。

 

女性03

この調査や不動産鑑定士による価格査定によって不動産の基準価格が決定され、物件は競売にかけられます。任意売却の場合は市場価格の1割減ほどの価格で売れますが、競売では市場価格の約6割で売却されることもあり、残りのローンは一括で返済しなければならないので、任意売却するよりもかなり不利になります。

 

また、落札者へ所有権が移った時点で自宅を出なければなりません。任意売却の場合のように引っ越し費用を確保することもできないので非常に苦しい状況になります。

 

督促状や勧告状は無視してはダメ

不動産に関する知識がないと、督促状や勧告状を見ただけで「怖い」という思いから、なかったことにしたくなるような心理が働いてしまうことがあります。
ですが、法的になかったことにはできませんし、その時に動かなかったことでますます不利な状況に追い込まれていくのです。

 

督促状や勧告状は無視せずに、すぐに債権者と連絡を取って、リスケジュールしてもらうか、どうしても返済が無理な場合は任意売却を考えましょう。

 

任意売却は住宅ローンが払えないときの対処法のひとつにあげられます。
任意売却を検討するなら早いに越したことはありません。下記に、売却の基本的な知識と注意点をまとめました。

 

住宅ローンが払えない場合の対処法としての任意売却

 

もし、どうしても支払いができないと判断した場合は、金融機関に相談して、任意売却の申請をすることができます。任意売却は、住宅ローンの残債を残したまま、金融機関が持っている抵当権を解除してもらい、家を売却することです。

 

家を売却するには、残債の一括返済が必要ですが、任意売却なら、ローンが残っていても家を売ることができます。

 

任意売却で住宅を売ったら、そのお金を住宅ローンの残債の返済に充てることができます。引っ越し費用なども確保できますし、残っているローンの支払いに関しても、金融機関が現状を考慮して返済方法を調整してくれることがあります。

 

督促状や勧告状が届いてもずっと放置しておくと家は競売にかけられてしまいます。競売にかけられる前に、任意売却の申請をすることをお勧めします。
メリットとデメリットをお伝えするので、判断材料にしてみて下さい。

 

メリット

住宅ローンが払えない状況において、任意売却するメリットは、競売にかけられるよりも、高い価格で住宅を売ることができるという点です。債権者にとっても、競売にかけるよりは回収率が高くなりメリットがあります。

 

また、任意売却をすれば、引っ越し費用も捻出できますし、残りのローンの返済の仕方についても、金融機関が考慮してくれることが多いです。また、親族に住宅を買ってもらって、家賃を支払いながら自分の家に住み続けるということも可能です。

 

デメリット

任意売却のデメリットは、任意売却は数カ月ローンを滞納した後でないと申請ができないので、当然信用情報機関に、ローンの滞納の記録が残るということです。ですから、数年間は金融機関からお金を借りることができなくなります。

 

また、物件に興味を持った方が家を見に来るのでそういう対応もしなければなりません。
それでも、競売にかけられるよりは、高く売れますし、残債があっても返済は楽になるので、今後も一定の収入が見込める状態なら、任意売却がいいと思います。

 

このように、任意売却には競売にかけられるよりもメリットが見込めます。
住宅ローンが払えなくなった場合の選択しとして覚えておいて損はありません。